アプリケーション配布

マイクロソフト畠山です。Visual Studio 2008 Beta1をインストール中です。新しい技術はいつも私をワクワクさせてくれます。安定稼働しているシステムへの導入となると業務が正しく動くか、という優先順位が当然つくわけですが、業務で使わない部分であれば、逆に積極的に利用して、安定稼働させるための知恵をつけておきたいものです。

さて、今日はアプリケーション配布についてです。

Vistaの出荷が始まり、企業システムをあずかる皆さんにとって、クライアント上で動作させるアプリケーションの互換性検証、および新しいバージョンの配布について、非常に頭を悩ませるのではないかと思います。その中でもアプリケーション配布の方法について。

いくつかの方法が考えられる技術がそろってきています。

  1. クライアントにインストール
  2. ターミナルサーバーにインストール。クライアントは、リモートデスクトップなどで接続.
  3. アプリケーション仮想化技術でインストール

これらはどう選択したらよいのでしょうか?マイクロソフトでは、アプリケーション単位ではなくて、デスクトップPCの管理という大きなレベルでのドキュメントを公開しています。
デスクトップ展開:
<http://www.microsoft.com/japan/technet/desktopdeployment/default.mspx>
ここでは、「何をしたいのか?」に注力を当ててみましょう。

  • いつでも、どこでもアプリケーションを動作させるには、ネットワーク接続が断絶されている場面でも、そのアプリケーションが起動できる必要性があります。移動の多い営業の方、外部でコンピュータを使う必要のある記者の方は、これにあたるのではないでしょうか?こういった場合には、 2)は対象外になります。
  • PCに何度もアプリケーションをインストールすることにより、環境を壊さないようにしたい場合は、1)は対象外になります。
  • インストール時にネットワーク帯域を節約する必要がある場合は、1)の場合は、CD配布や拠点へのファイルサーバー設置などの対策がとれない場合は対象外になります。3)については実はそうではない技術があります。

マイクロソフトでは、SoftGridという製品をもっています。これはアプリケーションの仮想化を行う技術なのですが、上記の要件の全てをカバーできそうなものになります。この製品を一言でいうなら、「アプリケーションをOSから分離して動作させる」ソフトウェアになります。現在は、Microsoft Desktop Optimization Pack for Software Assuranceという製品の一部になっています。

SoftGridは、以下の様に展開します。

  • SoftGridのClientを展開先のPCに配布します。
  • サンプルPCを用意します。ここで、SoftGridのSequencerを開始させます。Sequencerは、開始から終了までのOSにた敷いての変更をキャプチャして、パッケージ化できるツールになります。ここで例えばアプリケーションのインストールを行えば、そのアプリケーションが動作するためにどんなファイルがどこにあればよいのか、全てキャプチャできます。
  • SoftGrid Server にSequencerで作成したパッケージを登録します。このときに、Active Directoryで管理されたどのユーザーにこのアプリケーションを使うことができるなどの設定ができます。
  • 登録したアプリケーションをSoftGrid Serverで「有効」にします。これだけで、次回ClientがServerに接続してきた段階で、スタートメニューなど、アプリケーションを起動させるために必要最低限のファイルをClientにインストールします。
  • Clientで、SoftGridでパッケージ化されたアプリケーションを起動させます。初回起動時にServerからその動作をさせる上での必要最低限のファイルをダウンロードします。一度に全てダウンロードしないところがポイントです。そしてダウンロードしたファイルは、ローカルフォルダにキャッシュとして保存されます。次回は、このキャッシュから起動しますので、Serverに接続も不要ですし、迅速に起動します。
  • アプリケーションをアンインストールする場合は、Server側で、「無効」にするだけです。
  • クライアントの稼働状況、配布などは、Active DirectorySystems Management Server 2003と連携するようになっていますので、中央集中管理を容易に実現できます。

いかがでしょうか?面白い技術ですよね。

実際に皆さんの環境で動作するかについては、やはり実際にやってみないと動作しますとは言えません。が、製品というのは、特定の環境では動作するようになってから出荷されていますので、それなりに動作する可能性は高いと言えます。ご興味あるようでしたら、是非、Microsoftのサイトをご一読ください。

2007年6月8日
マイクロソフト株式会社
畠山大有

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