Windows Azure のCloud Service開発環境の準備 : 2013年1月現在

「PaaS」であるWindows Azure を利用するにあたって、新しい手順を覚える必要があります。
ここでは、一番作業手順の少ない「Web Platform Installer」を使った手順をご紹介します。

大まかな手順は以下の通りです。

  • Web Platform Installerのインストール
  • Windows Azure SDKのインストール
  • Visual Studio をAzure用に設定
  • 動作確認

OSが入っているだけという状態ですと、全部終わるまで1時間くらいでしょうか?比較的高速のインターネット環境の方がやはり良いです。
では、以下から初めてみましょう。

 

1) Web Platform Installer のインストール

以下のサイトから、最新のWeb Platform Installer をダウンロードしてください。執筆時点の最新バージョンは、4.0です。インストール自身は、30秒程度で終了すると思います。

http://www.microsoft.com/web/downloads/platform.aspx

 

2) Azure SDKのインストール

  • ここでは、Visual Studioも一緒にインストールします。Visual Studioがインストール済みでも、手順は同じですのでご安心ください。
  • Web Platform Installer の画面で、[製品] – [Windows Azure] に遷移しまして [Windows Azure SDK for .NET (VS 2012) 1.8 – October 2012] を選択、[追加] ボタンを押します。[追加]ボタンは[削除]という表示に切り替わります。
  • その後、[インストール] ボタンを押します。

  • [前提条件] の画面になります。関連モジュールもまとめてインストールをしてくれますので、インストールモジュールは、多くなります。手元の環境では合計34個のモジュールです。[同意する] を押して、インストールを行います。
    ネットワーク環境にもよりますが、OSインストールしただけの環境ですと、手元では、25 分くらいかかりました・・・Visual Studioもインストールされますので。

 

インストール画面

インストールが完了すると、以下の画面が表示されます。

これで、インストール作業は完了となります。

3) Visual StudioをAzure用に設定

Visual Studioの中から、Azureにアプリケーションのインストールを出来るようにします。これは、PaaSであるCloud Service の環境作成のためです。
Cloud Servicesの場合は、「アプリケーション」というのは:

  • Webサイトの場合は、「IISのWeb アプリケーション」。「.htm」ファイルが1つしかなくても、アプリケーションという位置づけです。
  • 通常のサーバーの場合は、「OS起動時に呼ばれるアプリケーション」

という意味合いです。
そして、Cloud Servicesの場合、アプリケーションのインストール時に、仮想OSも構築されます。つまり、Azureの管理コンソールでCloud Servicesを作成、とやってドメインを確保しても、実際にはそこには仮想サーバーはまだ無いのです。
この手順では、Cloud Servicesを使ってWeb サーバーを構築する手順を実施しながら、Visual Studioの設定をしていきます。

 

  • Visual Studioを起動します。
    • 以下は無料版のExpressをお使いの方のみの初期手順です。30日以上使う場合は「オンライン登録」をする必要があります。
    • マイクロソフトのオンラインサイトに、誘導されますので、必要事項をご入力ください。その後、プロダクトキーが発行されます。
    • 入手したプロダクトキーを、コピペして、[次へ]を押しますと、プロダクトキーの検証をします。正しく検証が終了すると、以下の画面が表示され、いよいよVisual Studioが使えるようになります。


    初回Visual Studio起動時は、初期設定を行いますので、多少ここで待ちます。

    • さ、来ました。

    • プロジェクトファイル作成。ここでは [新しいプロジェクト] から、[Cloud]を選択します。

       

    • 作成するWebサイトの種類を選択します。画面左側の中から、なんでも良いので1つ選択して、[OK] を押します。

     

    • Visual Studio から、AzureへアプリケーションをインストールするWizardを起動させます。[ソリューションエクスプローラー] の中に、”WindowsAzure1″の様な名前がついているプロジェクトが出来ています。それを右クリックしますと、以下の様なメニューが出てきますので、[発行]を選択します。

       

    • 資格情報のダウンロードを行い、それをインポートします。
      以下の画面に、「サインインして、資格情報をダウンロードする」というリンクがありますので、それをクリックします。Windows Azure へのログイン画面が開きます。

       

    • ログインできますと、以下の画面が表示されまして、資格情報ファイルがダウンロードできます。適当な場所に保存してください。

     

    • [インポート] ボタンを押して、先ほど保存したファイルを読み込みます。正しく読み込まれると、以下の様にWindows Azure のサブスクリプションを選択できるようになります。

これで、Visual Studio の中から、Cloud Serviceへのアプリケーションのインストールが出来るようになりました。

4) 動作確認

さ、本当に動くのか確認をしてみましょう。ここでは、実際にAzure上に仮想サーバーを用意して、アプリケーションをインストールします。

  • 上記Wizard画面で、[次へ] で先に進みましょう。
  • サーバーを構築する画面になります。実際には、1台のサーバーを立てるわけではなくて、Webファーム を作成することになります。
    以下の画面ですが:
    名前: DNS名になります。<ここで指定した名前>.cloudapp.net という名前になります。
    場所: データセンターの場所を選択します。執筆時点 (2013年1月18日)、日本から最短は、[East Asia] の「香港」です。
  • Azure用のアプリケーション、コンパイル画面になります。実際には、ただzip形式のファイルを作成し、その中に設定xmlファイルが作成されますが、そこへのデータを指定します。オプションですが、リモートデスクトップは有効にしてください。開発時は絶対やった方がいいです。本番時は、ポートを開けることになりますので、ご判断はお任せします。

    リモートデスクトップ設定画面。ここではログインアカウントを設定します。

  • インストール実行! 後は、そのまま [発行] ボタンを押してください。Visual Studioの [出力] 画面にて、zip圧縮と、ファイルアップロード、そして、その後の仮想サーバー作成、アプリケーションインストールをしている経過を見ることができます。ここからWebサイトが動く、つまり、インストールが完了して、全ての必要なものを立ち上げるまで、簡単なものですと、7-10分くらいかかります。
    ちなみに、「Azure関係者は、このインストール行為を「デプロイ」と呼んでいます。
    もひとつ、ちなみに、この手順ですと、[警告]が出ています。これは1台しかサーバーを作成しないので、AzureのSLAを満たせませんよ、というものです。ここでは気にする必要はありません。
  • 出来上がったサイトにアクセス。
    インストールが完了すると、アイコンが以下に変わります。ここの[Web サイトのURL] のリンクから、実際のWebサイトが動いているのを確認します。

これで全て完了です。

Cloud Serviceは、2008年10月のWindows Azure発表以来、多くの方にご利用頂いたサービスだと思います。ただ、これ以外の手順で、Webサイトを作成する事が出来ます。現在はプレビューですが、Web SiteとVirtual Machine (いわゆるIaaSです) になります。こちらの手順は多くの場所で紹介されていますので、ご紹介は割愛します。

 

参考: Windows Azure 開発を始める: http://msdn.microsoft.com/ja-jp/ff380142

 

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