Expression Encoder 4 SP2 (無償版) から、Windows Media Services 2008 へライブ配信を行う

ニーズが、どれだけあるか別として、IIS Media Servicesでも、Windows Azure Media Servicesでもなく、Windows Media Serviceへのライブ配信環境構築手順を残しておきます。

勿論、Windows Azure上から配信を行います。

ここでは、あくまで最低限動く環境構築だけにします。本番で使う場合には、ネットワーク、冗長性などしっかり考慮ください。

Windows Media Services 2008 Deployment Guide:

http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc730848(v=ws.10).aspx

なお、ここでは画面は英語のままで行いますので、ご了承ください・・・

用意するもの

・Microsoft Expression Encoder 4 SP2: 無償版

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=27870

VC-1のみのサポートですから、実質Windows 環境でしか視聴が出来ません。

念のためですが、Expression Encoder 4 ですが、2020/9/8までサポートされているエンコーダーです。

http://support.microsoft.com/lifecycle/search/default.aspx?sort=PN&qid=&alpha=Expression+Encoder+4&Filter=FilterNO

手順

  1. Windows Azure 仮想マシンを用意する。

Windows Server 2008 R2 SP1のイメージを使います。
詳細な手順は、仮想マシンの自習書をご参考ください。

ポート80番を空けるのをお忘れなく・・・

数分待ちます・・・

  1. Windows Media Servicesの追加モジュールをインストールする

OSそのものには入っておらず、追加モジュールとして提供されています。以下からモジュールをダウンロードして、インストールします。

Windows Server 2008 R2 用 Windows Media サービス 2008:

http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=20424

ここでは、英語版を使います。

インストールし終わりましたら、

Windowsの[ロールの追加]から[ストリーミング メディア サービス] を追加します。

選択して、

ここでは、[Windows Media Server] だけを入れます。
次が大事で、[HTTP] でのデータ転送オプションをチェックします。Expression Encoderでは、RTSPは作成できません。

これで、インストールを行います。

  1. Windows Media Servicesを構成する

Expression Encoder から、HTTP で、Push配信出来るように設定を行います。

[スタート] メニューから、[Windows Media Services] を起動します。

管理コンソールの[Windows Media Services] – [<server name>] を右クリックして、[Add Publishing Point (Advanced)] を選択します。

・Wizardですと、Push型のものが設定できません。Pullは、ファイアーウォールを超えられませんので、Windows Azureを考えますと現実的ではないです。

Add Publishing Point のダイアログが出てきますので、以下を設定します。

Publishing point type Broadcastにします。
Publishing point name 任意の名前にします。
Location of content: Push:*
Content type examples Encoder (push)
  1. Expression Encoder 4 SP2 から映像を送る。

ライブブロードキャストを行います。

[ライブ ブロードキャスト プロジェクト] を選択します。

この画面は「Pro」のものですが、無償版でも手順は同様です。
[プレビュー]にあるリンクを上から設定していきます。

・ライブソース

カメラの追加ですね。

・プリセット

映像の設定です。[スムーズ ストリーミング] はWindows Media Servicesでは利用できませんので、ご注意ください。

・出力

ここで、Windows Media Servicesを指定します。

http://<server name>/<publishing point name>

を入れます。

下記を参考にしてください。

[接続] を押して、接続確認をしてください。

認証ダイアログが表示されますので、Windows Azure仮想マシン作成時に指定した、ユーザー名とパスワードを入れてください。

成功すると、[接続済み]と表示されます。

後は、画面中央の [開始] を押して、配信開始です!

Expression Encoder の中でも映像配信が開始されたのが、確認できます。

Windows Media Servicesの方でも、状態が[Started]になっているのが、確認できます。

  1. Windows Media Playerで確認

Expression Encoder 4 SP2にて、Windows Media Playerに渡すURLを取得できます。

画面下部の[接続]の中から、URLがありますので、それを利用します。

Windows Media Player を起動し、
ファイルメニューから[URLを開く] を選択し、

Expression Encoderの[URL]の文字列を貼り付けます。

これで、Windows Media Playerでも映像が確認できます。

  1. 最後に

Windows Media Servicesは、Windows Server 2008 R2が最後のバージョンとなっています。

是非、皆様の事情に最適なストリーミングソリューションを見つけられればと思います。

Windows Media Services IIS Media Services Windows Azure
メディアサービス
対応OS Windows Server 2008 R2 まで Windows Server 2008 以降
HTTPでのストリーミング
マルチキャスト × ×
RTSP/TCP & RTSP/UDP Streaming × ×
業界標準の動画ファイル ×
HTTPキャッシュの使用 ×
HLS配信 ×
MPEG-DASH対応 × ×
インフラ運用監視 高い 高い 圧倒的に安い
コスト 資産 資産 費用
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