SharePoint で ePub : 今度はワークフローで自動化 (1)

さて、前回のポストの発展系でバッチ処理の第一歩を試してみました。なんと、Aspose.SharePoint は、ワークフローのアクションまで提供してくれていました・・・

ここでは、SharePoint Serverの特定のフォルダにファイルをアップロードした後に、手動で起動すると、ePUB自動変換をするワークフローを作成します。
次回に、手動起動ではなく、自動起動をさせます。
CMSとしては、それらの関連付けだけ管理できていれば、該当コンテンツをマルチデバイスで提供するのはたやすいと思います。

  • SharePoint のOData自動変換 / 全文検索 / アクセス権管理 / データの複数手段での投入 (メール、API、UIからなど)
  • Aspose.SharePoint によるWord (PDFもあります) ファイルの ePub自動変換

皆さんがすべきことはただ一つ。画面のアプリを作るだけです・・・HTML5だろうが (with JavaScript = JSON)、Webブラウザー + EPUB Readerだろうが・・・

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NewsReader in Japan

日本食糧新聞社様の WPF ベースのNersReaderがリリースされています。
やっぱり、自動的に記事が更新されるのと、その分野の情報が分類済みであるものを、斜め読みするには良いですね。

image

「開店」なんて分類も大事なんですね・・・まさに、「食の情報源」ですね。食の連鎖(メーカー –> 中間業者 –> レストラン)も表現できると面白いですね。WPFならば3D空間上に表現は出来そうですが。

日本食糧新聞社様 NewsReader サイト:
<https://news.nissyoku.co.jp/RegisterNssReader.aspx>

電子新聞という言葉

マイクロソフト畠山です。

"電子新聞"という言葉。皆さん何をご想像されますか?どういったものをイメージするのでしょう?
とある会話で「はっ」と気づきました。「新聞」紙面が「電子」的に動いていれば、それが「電子新聞」ということも十分成立するわけです。

これって、個人的には必要なものではありません。
様々なPDFベースの新聞媒体を見てきましたが、ハイライト付きの検索ができても、とても読もうとは思いませんでした。NewsPaper Direct社のものもそうですね。面白みが無いのです。
ここから2つの事を考えました。

1. 形式知と暗黙知
"言葉"とは実に不思議なもので、その奥で個々人が意図しているものが異なる場合があります。それは、暗黙的な部分です。電子新聞と一言でいってしまうと、30分くらい、お互いの会話にずれを感じる部分があります。それは、世代間のずれなどという感傷的な言葉で表わされるのでは無くて、現実的にはこの暗黙的な部分が異なるのです。
それを形式化、つまり明示化することで、会話は先に進みます。この場合、"電子新聞"という言葉に対して、話をしている両者がイメージしつつある具体的なもの。これが異なるのです。
"言葉"の怖さですね。注意したいと思います。

2. 新しいものでの成功力学
新しいことをやるために、リスクを負わないなんてありえません。そんなうまい話は転がっていないですし、転がっていれば誰でもやっています。ですけど、リスクを低くすることはできます。
私はコンピュータを本格的に学んだのは、SEとして就職してからでしたので、過去のコンピュータの世界を知りませんでした。ですが、温故知新ではありませんが、過去を紐解くと、実に面白い。新しい技術が、新しいビジネスを切り開く瞬間を見ることができました。
パソコン創世記」という書籍があります。ここでは、コンピュータが、パーソナルになっていく過程を語ってくれます。ここで言えるのは、パーソナルとしてコンピュータが成功するために、TK80という機械は全ての要素をもっていたわけでは決してなく、ただし必要だった要素をもっていた、ということです。値段、カスタマイズ性がそうだと思います。
携帯電話もそうです。私はまだ広くこの歴史について調べ終わっていませんが、昔からあった無線機などと、何が違うか?という議論をしていたら、今の携帯の広がりはなかったでしょう。個人的には、インターネットに接続させたこと。に尽きると思っています。中でもe-mailが圧倒的意味を成します。コミュニケーションツールとして必須のものになりましたね。携帯なかったら電話すればいいですよねぇ、というのは間違っています。メールが大事なんですから。

こうして見てくると、"電子新聞"という名称が良くないのかもしれません。Microsoftでは、"NewsReader"という名称を使っています。これもまだまだ抽象的なものですが、しかも英語。今具体的なものが無い時点では、"電子新聞"よりは良いのかなぁと思っています。新聞社が、マスメディア以外の通信チャネルをもてるのですから。
その中で、具体的に何をするのか?そのヒントは歴史にあるかもしれません。これまで出てきた新技術というのは、既存の成功しているビジネスでの気軸の技術から外れたものは無いと思います。とすれば、今は、インターネットという通信網と、携帯電話/パソコンという端末。これを生かさない手は無いでしょう。
携帯はおもに若い世代。パソコンは、特に団塊の世代。という風に定義づけるのは、今の「個」の時代を反映していないと思います。が、一般的にはそう言われています。となると、これらの上で、"電子新聞"たる必要要件を満たすものをはじめて、軌道修正できる体制をとって、投資していくことが必要でしょう。

こうした議論もありました。「インターネットでただで新聞出して、紙の新聞と食い合うでしょう?」それも一理。ただし、ビデオが普及したときに、ハリウッドが大反対しましたよね?今は、どうですか?それを逆手に取ったビジネスモデルである、マルチウィウンドウ戦略を実施しています(これも現在が形が変わっていますが)。
新しい技術で自分たちが何か展開できるものがあるのであれば、まず踏み出してみるべきだと思います。そして、戦略的に取り組むべきでしょう。戦略とは何か?それは、必要要件の試行に尽きると思います。誰も答えはもっていないのですから。
私は紙の新聞は減少するかもしれませんが、新聞社の大きなビジネスとして無くならないのでは?と思っています。なぜなら、私自身が、夜、じっくり自宅で新聞という「記事」を自分のペースで読んでいるからです。必要なのです。
インターネットが全てにとって代わるとは思えません。
何が"電子新聞"といわれるものに必要なのか?一緒に考えてみませんか?

2007年9月24日
マイクロソフト株式会社
畠山 大有

Windows CE ベースの電子出版デバイス – FLEPia

マイクロソフト畠山です。

先日の新聞紙面に、幾つかアメリカの新聞業界を賑わす記事が載っていました。経済至上主義の中で、新聞のもつ公共性と、「株式会社」であることの営利性が、ここでも衝突しているのだなぁと思いました。
こういった記事を読むと、特定個人の意図が介入しない紙面を保つために私が、あるいは、私たちが何ができるだろうと、一読者として考えされられました。まだまだ答えは出ないのですが、新聞社の皆様にサービスを提供している私としては、何か役に立ちたいと強く思っております。ビジネスコンサルのような専門家ではありませんが、数年お話させていただいて、何か知恵は出せるのではと思っています。

さて、以前電子新聞の話題を取り上げました。私の中では、「デバイス」が日本での普及で一番難しいものだと思っていました。その後ですが、なんと富士通フロンテック社から、FLEPia (フレッピア)というWindows CEベースの「カラー電子ペーパー」が発売されるとのニュースを見つけました。

これをみて特徴的なのが、以下になります。

  • 320gという軽さ!
  • SDカードによる拡張性
  • 768×1024の高精度、4096色のカラー表示

サイトからは細かいWindows CE仕様までは読み取れませんが、多くの拡張性の可能性を秘めた、プラットフォームだという気がしています。
正直、最初のこのデバイスが多く売れるかは分かりませんが・・・どんな「サービス」が提供されるかわからないためですが。
ですが、現在、言われている幾つかの要素を組み合わせることで、ワンストップで万人が使いやすいビジネスモデルになる可能性を持っているのではと、期待してしまいます。

  1. SaaS (Software as a Service)に代表される、Webを通じたサービスの提供
  2. Software plus Serivce に代表される、それ自身でも完結できる、Softwareによる高い拡張性をもつUI/機能の提供
  3. Device。シンプルなコンセプトのデバイス。必要最低限の機能を全て実装。

このFLEPiaは、Deviceとしての位置づけで、どれだけ「電子新聞」にマッチしているか。是非とも実際のものを触ってみたいところですね。
WPFに関して、これまで"WPF/E"と呼ばれていた機能がSilvelightとして正式にアナウンスされました。この中でも.NET Framework プログラミングをサポートしているSilverlight1.1をこのデバイスで動かしてみたい!!!その日を楽しみにしています。

 

2007年5月7日
マイクロソフト 畠山大有

電子新聞 WPF/E お試し版が魅せる実現像

マイクロソフト畠山です。
みなさん同様、私も年度末でバタバタして参りました。お客様担当なので当たり前なのですが、改めて年度末という言葉が身にしみております。
 
さて今回も電子新聞を取り上げます。
WPFですが、IEの中で動くアプリケーションも作成できますが、Windowsクライアントアプリケーションとして、OSのパワーを100%引き出してやることに最も価値があると思います。つまり、今回の電子新聞という切り口では、Windows PCを使っている読者をターゲットにしての特別版。という位置づけでしょうか?
それに引き替え、WPF/E (EはEverywhere)ですが、まだまだベータ前の状況ですが、まずは今動いているものをご覧ください。
 
Channel 9:
 
特に皆さんが興味を引きそうなものは、「Page Turner」サンプルでしょう。
Page Turnerサンプル:
 
Page Turner  
 
WPF/Eについては、まだまだ開発途上で、これから仕様が変わる可能性も高いのですが、
・マルチプラットフォーム
という特徴から、当然機能自体はWPFよりも少なくなります。ですが、
・PC以外のデバイスに展開しやすい
という大きなメリットがあります。
 
私が考えている構想だと、こっちですかね。WPF/E。
 
まだまだ技術要素をつらつらと書き連ねていますが、この表現力、そして何より圧倒的な開発生産性。これは、新しいビジネスの可能性をみせてくれるだけではなくて、エンジニアとして本当にワクワクします。
 
2007年3月9日
畠山大有
 
 

電子新聞の技術要素

マイクロソフト畠山です。
 
今回は電子新聞の技術要素について考えてみます。マーケティング的な観点はさて置いて、「どうすれば実現できるのか」に焦点を絞ります。
(ちょっと議論が飛躍していますが)
 
最低限としては、記事配信ですね。とすると、大きく2つのシステムが必要となります。
・配信システム
・受信システム
配信システムは、既存のニュース・コンテンツ配信の仕組みをそのまま使えると思います。NewsMLなども活用できるでしょう。
受信システムは、実にいろんな考慮事項があります
1) デバイス
 1. 無線でのネットワークに対応している
  a. 携帯網(DoCoMo様で4Gの2.5Gbps実験が成功したようですが)
  b. 無線LAN
  c. Blootooth — 日本では一般的ではないですが・・・
 オプションで通常のLAN接続が可能
 2) 印刷デバイスに接続可能
 3) 大きめのモニタ
 4) 簡易入力
  ペン入力できるといいですね。
 こうしてみると、USB対応しているとカバーエリアが広そうですね
2) ソフトウェア
 表示:記事をユーザーが自由にカスタマイズできるように
 記事取得:記事配信の時間を自由にカスタマイズできるように
 印刷: そのままですが・・・
 
こうしてみてくると、PDA、NotePCでも実現できそうですよね。デバイスだけ満たせれば。
日経BP様で、電子ペーパー・電子書籍の特集も組まれていますが、すでにデバイスもいくつか存在しています。
これらは、非常に魅力的にみえますよね。フルカラーで表示できたり、PC上で実現できていることも、このデバイスの上で動かないものでしょうか?
 
表示部分についていうなら、以前、WPFをご紹介したかと思います。このWPF、世間的には幾つかWPFアプリケーションが公開されているようです。例えば
こんな感じで、新聞や雑誌が見れたらすごいと思いませんか?
ご存じかと思いますが、WPFは、.NET Framework 3.0の一コンポーネントです。ですので.NET Framework 3.0が動作すれば、どこでも動作するようになります。例えば、Windows CEをベースとして、CE上で動作する、.NET Compact FrameworkにWPFが搭載されれば、大きな可能性が見てて来そうです。
 
今、私たちが何ができるかと言えば、WPFの可能性を皆さんと模索したいということです。NewYork Times様の TimesReaderをお試しいただきたいと思います。これはWPFの標準的機能+アルファで構築されているようですので。
 
それでは今日はここまでとしたいと思います。さらに煮詰める必要がありますね。
2007年2月23日
畠山大有

電子新聞を想う

皆さんこんにちは、マイクロソフトの畠山です。
今日も電子新聞について書き連ねてみます。
 
前回新聞社のインターネットサイトについての所感を書いてみました。現時点では
 ・紙面とは別の記事。もちろん紙面と同じ記事もありますが、割合は少ないようです。
 ・会員制サイト
で構成されています。
これは、従来のWebでの露出で、広告モデルでのビジネス形態となっているかと思います。一部データサービスを有償で提供している新聞社もいらっしゃるとご紹介もしました。
 
これは、Webユーザーを考えると、既存の新聞の購読者層とターゲット層・閲覧時間帯が異なるものと考えられます。
その人たちがどこまで新聞社が提供している「より深いジャーナリズム」について興味を示しているかというと、若干異なるのかなぁと思います。紙面を購読している人が補足的に新聞社のサイトで記事を読む場合もあるでしょう。ですが、普段紙面を見ない人は、単なるニュースを求めて新聞社様のサイトに来るのではないでしょうか?Webユーザーには、一般的に以下の傾向があるといわれています。
[プライベート]
・10代: 携帯中心
・20代: 携帯+PC
・30代: PC中心
・Other: 紙中心
とすれば、2007年問題を機に高齢者層をターゲットとするのも一つでしょう。退職後に、いつでも、どこでも新聞社のサービスを提供できる「インフラ」。携帯になじみがないと仮定するならば、それに変わる新しい「機械=電子新聞」がひとつの可能性として挙げられます。
 誰でも、
 簡単に、
 楽しく
紙面の記事に触れられて、
 その人にあった
深いジャーナリズムを読める。そんなサービスとして、新しい機械でないとできない部分があるのではと思います。
たとえば、既存のPDA/SmartPhoneでは
・軽い
・ネットに簡単に接続できる
というメリットがある反面
・画面が小さい
・デラックスな表現ができない
・データ保存領域が小さい
・データ伝送速度が遅い
というデメリットがあります。
たとえば、ノートPC (Origami含む)では
・画面は大きなものができる
・デラックスな表現が可能
・データ保存領域は大きい
というメリットがある反面
・重い
・電池もたない
というデメリットがあるかと思います。
 
携帯端末とPCの中間。電子新聞については、そんな機械が大事なのかもしれません。
今日はここまでにしたいと思います。
皆様のご意見あれば、是非遠慮なくいただければ幸いです。
2007年2月20日
マイクロソフト 畠山